
「能美島」北西部に「外美能港」と「内美能港」があります。どちらも昔から情報誌等で紹介されてきた有名ポイントですが、2020年1月時点ではフェンス等は設置されておらず釣りをすることができます。どちらも週末には多くの釣り人で賑わう人気釣り場なので、他の釣り人や周辺住民、港湾関係者に迷惑をかけないよう、しっかりとマナーを守って釣りをしましょう。
当サイトでは
外美能港
内美能港
として紹介します。
外美能港

南側の「外美能港」には港内に数本の小波止、沖側に数か所で折れ曲がった「長波止」があります。港内岸壁や港内の小波止は係留船やロープが多く、釣りは避けたほうが良いため、「長波止」を紹介します。
駐車スペース:あり
トイレ:なし
自動販売機:-
常夜灯:付け根付近のみ
電線:付け根付近のみあり
係留船:多い
波除け:やや低い。先端周辺に波除けはないが、足場が高い
長波止

前述した「長波止」は数か所で折れ曲がっており、付け根から先端まで歩くと5分以上かかるため、先端付近に釣り座を構える場合は道具をコンパクトにまとめるとラクに移動できます。キャリーカートも便利ですが、段差や階段があるため、荷崩れしないように固定する必要があります。常夜灯が設置されているのは港内と付け根付近だけで、夜間はかなり暗くなるので、夜釣りの場合はヘッドライト等を持参し、段差に気をつけて移動しましょう。
波止の波除けは低く、沖側は付け根から先端手前までテトラが乱雑に積まれています。テトラの形は良いので上から釣ることもできますが、隙間が広いため十分注意が必要です。先端周辺は波除けやテトラがなく、フラットで足場は良いですが、低潮位時は海面まで高さがあるので長めの玉網が必要になります。また先端付近では船の往来にも注意しましょう。
釣り場としては、港内側の水深は付け根付近は浅いものの、先端に向けて深くなっていきます。潮は緩く根掛かりも少ないので家族連れにオススメですが、船の往来には注意してください。
沖向きはテトラ沖から深く、潮は速いため、投げ釣りの場合は仕掛けが流されると釣り難いです。特に低潮位時はテトラが邪魔になる場所も多いので、干満関係なく釣りがしやすい先端付近に釣り座を構えるのがオススメです。
狙える魚種は豊富でサビキ釣りでアジ、イワシ、サバ、ウキ釣りでグレ、サヨリ、スズキ、タチウオ、チヌ、メバル、投げ釣りでアイナメ、カレイ、キス、ベラ、マダイ、エギングでイカ等の釣果が報告されています。
















内美能港

北側の「内美能港」は港内に数本の小波止、東西に1本ずつ長波止があります。いずれの波止も2020年1月時点ではフェンス等は設置されていませんでしたが、東波止は付け根から先端まで釣り禁止なので注意してください。
港内の岸壁や小波止は係留船やロープが多く、釣りは避けたほうが良いため、当サイトではメインの釣り場となる
西の長波止
を紹介します。
駐車スペース:あり
トイレ:あり
自動販売機:あり
常夜灯:あり
電線:あり
係留船:多い
波除け:普通
西の長波止

「西の長波止」は「外美能港の長波止」ほど長くはないですが、昔から情報誌で紹介されてきたこともあり、シーズンの週末には多くの釣り人で賑わう人気釣り場です。電線のある常夜灯が設置されていますがそれほど明るくないため、夜釣りの場合はヘッドライト等を使用し、段差に気をつけて移動しましょう。
波除けはそれほど高くなく、上の幅も標準的で、テトラが設置されていないため、頭上の電線に注意が必要ですが、「外美能港の長波止」よりも釣りやすいと思います。特に赤灯台のある先端の沖側にはフラットで台座上になっている部分があり、非常に釣りやすくなっています。ただし、東波止との水道部を船が往来するため、トラブルのないよう気をつけてください。
周辺の水深は、付け根付近は港内、沖向きのどちらもやや浅いですが、先端にかけて深くなっていき、先端付近は足下でもかなり深くなっています。全体的に沖側は潮が速く港内向きは緩いので、時間によっては釣り座を替えるのも良いでしょう。
狙える魚は「外美能港の長波止」と似たようなものですが、良型のスズキやマダイの実績はこの「内美能港・西の長波止」のほうが多いようです。









東波止


↓地図ポイントマークが「内美能港」西の長波止、「沖美町美能」の文字下に「外美能港」
外美能港・内美能港広島県江田島市沖美町美能前の釣り場-能美島・鹿田港
次の釣り場-能美島・高祖港と三高港